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@ 榊わい
2025-05-10 23:01:08
夢日記
海辺の洞で釣りをしていると、洞の向こうの岬から突然サイレンのように大きな声で僕だよ、僕だよと聞こえた。わたしは一度(本当に以前の夢で)聞いたことがあったので、これはその声を聞いてしまった者は如何に逃げても追いつかれ、食べられてしまう類いの”義眼”であると知っていたが、海食洞に居るので大丈夫だろうと釣りをつづけていた。しばらくして海食洞から出ようとして洞に通じる小道から外に出ようとし、小道をふさぐ扉を開けようとすると、向こう側から例の”義眼”の声がして、番号は000000だよと言ってくる。海食洞の海側は険しい崖で登れそうにないことを知っており、先回りされたことを悟ったので、わたしはおとなしく言われたとおりにその番号を入力し、外に出た刹那、義眼を撒こうと走り出す。
小道をショートカットしつつ駆け下りると、乾いた平原に出たのでそこでぐんぐん突き放す。ハイパーループの駅を見つけたので、乗り込みなるべく遠くに逃げようとする。偶然ハイパーループは貸切列車だったようで、わたしの知り合い達が同窓会をしていた。彼らに”義眼”が来るぞと叫びつつ前の号車にまで駆け抜けたところ、そいつが案の定現れたようで、後ろの号車が阿鼻叫喚の様相を示しているようだった。しばらくして1号車にもやってきてしまったようで、そこでは耳を精いっぱい塞ぐもの、神に祈りを捧げ賛美歌を歌うもの、我先にと前へ前へと逃げようとするものなど収拾がつかない事態となった。皆が食べられた後そいつはわたしが声を聞いてしまったことに気がついたらしく、こちらに向かってきた。わたしは必死にそいつをボコボコにし、”今回は”破壊または逃避に成功したが、そいつはまた来るだろうなと思ったところで目が覚めた。